歯科医療におけるインプラント治療は、外科手術をともなう治療法です。
本コラムではインプラント手術における注意点と、難症例の特別な治療法について解説いたします。
インプラントを検討中の方は、ぜひご参考ください。
インプラント手術に臨む際は、体調を整えることが重要です。
持病がある、または日頃から薬を服用されている方は、必ず事前に担当医師にお伝えください。
特に糖尿病や骨粗しょう症、金属アレルギーがある場合には、慎重な対応が必要となります。
インプラント治療を行うにあたり、「難症例」と呼ばれるケースがあります。これは、インプラント体の埋め込みが難しい、または脱落する可能性が高い状態を指します。
難症例となる主な原因は、インプラント体を埋め込む顎の骨の状態にあります。インプラント体を埋め込む骨に厚さや幅、硬さが十分にないと、インプラント治療が困難になります。
具体的にいうと、もともと骨が薄い方や、長期間の歯の欠損により骨が減少している方、歯周病などで歯ぐきが歯を支えられない状態になっている方などが該当します。
難症例に対しては、インプラント手術を行う前に次のような特別な治療が必要になります。
・GBR(骨再生誘導法)
・サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
・ソケットリフト(ソケットリフト法)
GBRは、骨が不足している部分に骨補填剤を注入して、歯を支える骨である歯槽骨の造成を促す方法です。主に下顎の骨が不足している場合に行われます。
サイナスリフトとソケットリフトは、上顎洞のスペースを利用して行う骨造成方法です。どちらもGBR同様、骨補填剤を入れて歯槽骨の再生を促す治療法ですが、適応範囲に違いがあります。サイナスリフトは上顎の歯槽骨の高さが大幅に足りていない場合や、多数の歯を失っている場合に選択されます。一方、ソケットリフトはサイナスリフトよりも体への負担が少ないものの、骨の厚みが3mm以上ない場合には選択できません。
当院は、一般的なインプラント治療だけでなく、難症例にも対応可能です。ほかの歯科医院でインプラント治療を断られた場合でも、当院へぜひ一度ご相談ください。
Q1:インプラント手術は痛みをともないますか?
A1:いいえ、局所麻酔を行うため、ほとんど痛みはありません。手術に対する不安が強いのであれば、静脈内鎮静法を行うことも可能です。
Q2:インプラント治療を受けられるかどうか知りたいです。
A2:当院では、インプラント治療を検討されている方に向けて無料診断会を企画・実施しております。歯科用CTで撮影した患者さまご自身の画像をもとにインプラント治療についてご説明いたします。費用は一切かかりませんので、お電話またはホームページからお気軽にお申し込みください。